恋愛相手はアスリート。。。


「あのっ!
この後 暇ですか?
暇ならご飯行きません?」


やっと誘うことが出来た。


「いいよ 何食べる?」


「お任せします」


誘ったものの どこへ行けばいいのか
わからない。


庶民が行くような場所は
もしもの時にはヤバイし。


「お任せか。。。
じゃあ!行こっ!」


木山さんが選んだお店は
居酒屋でもそれぞれ
部屋が区切られてて
完全個室になっているところで
タッチパネルで注文して
その品物を定員さんが
持ってくるシステム。


そんなに食べれる?っていうくらい
たくさん注文したが
さすがスポーツ選手!
食べる食べる。


次の品物が来る前には
無くなる状態。


「木山さんは欲しいものとか
ありますか?」


「うーん そーだねぇ
もう結構お腹いっぱいだからね」


「そーじゃなくて食べ物じゃなくて
今 現時点で欲しいもの?」


「オレ?オレねぇ・・・
うーん 何だろう
そーだねぇ しいて言えば
彼女?」


「あぁ。。。彼女ですかぁ
それは売ってないですねぇ」


「あはは 売ってないか
やっぱり美結ちゃんって
面白いねぇ」


「えっ?面白いですか?」


「うん!飽きない!
そうだ!美結ちゃんが彼女になってよ」


・・・私が?木山さんの彼女?
・・・バカぁ!本気にしちゃダメだよ


「お上手ですね
木山さんにそんな風に言われると
冗談でもコロって
なっちゃいますよぉ〜」


「かなり本気だけど?」


「もぉー!いいですよ」


「また拒否ってるね」


「そんなことないですけど」


「今更だけど 美結ちゃんって
彼氏いるの?」


「今更ですねハハハ
彼氏がいたらこんな所に居ませんよ」


「そっかぁ だよね」


だよね だよねと
繰り返す木山さん。













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