恋愛相手はアスリート。。。


それからご飯を一緒に食べたまでは
覚えているが後の記憶がない。


気付いた時には
私の部屋で私の寝室で徹さんと
裸で寝ていたのだ。


散乱した2人の衣類
そして昨日がゴミの日だったから
何もなかったはずのゴミ箱に
使用済みのティッシュ
それは私たちが関係したということを
物語っている。


あれからどーなった?
思い出そうとしても思い出せない。


「あっ 美結ちゃんおはよう」
頭を抱えて考えていると
徹さんが目覚めた。


「あの・・・
その・・・あたしたち
えっと・・・
まさかしたりしてませんよね?」


尋ねる私に「嘘っ」
と呟いた徹さん。


「嘘?
もしかしてあたしたち?」


「同意の上だけど?」


「えっ???」同意って何?
全然覚えてないけど。。。


そんな時 家の中で音がした。


「わっ。。。やばっ」


すぐに着衣した徹さん。


「美結!」
名前を呼びながら
勢いよく寝室のドアが開いた。


現れたのは和成。


そして私たちを見て
「おい!!!なんなんこれ!
徹!何やってくれてるわけ?」
徹さんに向かって激怒。


「美結ちゃんのこと
好きだから・・・」


私のことを好き?
そんな素振りは全くなかったけど。。。


「だと思ってたよ!
それでオレたちがギクシャクしてるから
チャンスだと思ったのか?」


「悪い マジでごめん」
と和成に謝り続ける徹さん。


「徹の気持ちも分からなくはないけど
美結はどーなん?
オレと言う彼氏が居ながら
しかもオレの友人と関係持つって
そんな女だったわけ?」


「違う!違うの!」


「何が違う?
そんな姿見せられたオレは
どーしたらいいわけ?」


「あたし 今朝までの記憶がなくて」
一生懸命説明するが
「美結がオレの立場ならなんて言う?
この状態見てなんて思う?」
と和成は言う。



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