恋愛相手はアスリート。。。


そんなことより
今日何にしよう。。。


携帯の料理アプリを開いて
検索する。


アジの南蛮漬け!いいね
普段は仲間とご飯行ったりしても
肉系ばかり
たまには和食だよね。。。


スーパーに行きアジやその他の
材料を買ってきて酢漬けを作る。


夜まで時間があるから
味はつくだろう。


南蛮漬けと言ったら?
後は?味噌汁
ほうれん草お浸し
他は???肉じゃが?
それだけあれば十分かな?
と言うことで大量の買い物。


色々作っていると
すぐに夕方に差し掛かっていた。


自分の手際の悪さに
嫌になりながら 泊まりの道具を
バックに詰める私。


練習を終えた勇さんが迎えに来て
言った一言。


「どこか旅行に行くの?
ってくらいの荷物だね」


両手にカバンをぶら下げてる私を見て
そう言った。


一つはお泊まり道具
一つは晩御飯。


すぐに食べれるようにと
今日は昼間何もなく暇だったから
全部作って後は向こうでチンを
するだけの状態にしている。


私を乗せたベンツは
静かに発進し 勇さんのマンションへと
向かったのだった。


素早く料理をお皿に移し替え
準備に取り掛かる。


「そんな急がなくてもいいよ」


「練習終えてお腹空いてるでしょ?」


手際の悪い私は
チョロチョロとしながら
やってると勇さんは
それを見てクスクスと笑ってる。


次々の並べる私に
「ねぇ!今更だけど
オレってお金使わせてるね
次からはこれ使って」
と自分の財布からクレジットカードを
取り出して私に出した。


自由に使っていいからーーー


勇さんってそんな人?
これまでと彼女にカード渡して
自由に使わせてたの?


「ダメです!
こんなもの気安く
差し出したりしては!
あたしそう言うの嫌いです」


【カード】
私はいい印象がない
勝手に使われたことを思い出した。


< 62 / 176 >

この作品をシェア

pagetop