恋愛相手はアスリート。。。
「そんな柔な身体じゃないって!」
「それならいいけど」
「あのさぁ
事故って言っても
ここの廊下で出会い頭ってこと!」
「なんだぁ 紛らわしいんだよ」
そのテーブルは笑いに包まれた。
「あの・・・キャンプって
この寒い時期にキャンプされるんですか?」
私の質問に
『はぁ?』と
『何お前?』的な言葉が返ってきた。
「あっ!すみません
ごめんなさい
立ち入った事をお聞きしました
失礼します」
粗相のないように・・・
言われてるのに・・・
逃げるように飲み物を取りに
裏へと入った。
「ヤバっ」
真由子を見てすぐにかけよった。
「何?飲み物でも溢してかけちゃった?」
「ノーノー
激突相手のテーブルだった」
「へぇ どの人?」
8番テーブルの今背を向けてる人だと
説明をした。
「それがヤバイって?
怪我をさせちゃってたとか?」
「ううん そうじゃなくて
立ち入ったことを聞いてしまって
何?お前!
みたいな雰囲気になっちゃった」
「何聞いたのよ もぉ!!!」
キャンプの話をした
こんな寒い時期にですか?って聞いたと。
「あはは!ウケる!
キャンプするでしょ
あの人たちスポーツ選手じゃない?
確かあの人野球選手だよ
あたしもそんな詳しくないけど
あの人は見たことある!
うーん確か 石崎?岩崎?
そんな系の名前」
真由子の見たことある!って言う人は
私のぶつかった相手の隣の人。
「それとキャンプの結びつきは?」
「だからぁ」
と説明してくれたのはシーズンオフに
練習をすることだと。
・・・と言うことは?
あの人も選手?
ああ なるほどぉ!
いやいや感心してる場合じゃなくて
早く飲み物を運ばなきゃ。。。
またあのテーブルに戻った。