恋愛相手はアスリート。。。
はるくんを見送ったのは
19時前。
初出勤なのにすでに残業。
そうだ!地元開幕戦だから
何か栄養になるものを作って
待っててあげよう。
私は自分ちに帰らず
スーパー立ち寄り勇さんちへとむかった。
「いつでも来れるように」と
もらった合鍵で部屋へと入り
料理開始。
そう。。。
勇さんの好きな豚の生姜焼きにしよう
帰ってくるまでには出来るから。
テレビを見ながら帰りを待つ。
試合は延長戦突入
時刻はもう22時を回ってる。
12回の裏ツーアウトランナー2塁
打席は勇さん。
「がんばれ!!!」
デカイ声で声援する私。
ここは響かないから
誰にも遠慮要らない。
ツーストライク スリーボール
ここで4球を選んでランナー貯めるか
それともヒットを
打ってサヨナラ勝ちか
それとも3振アウト
内野ゴロや外野フライを打って
試合終了か。。。
祈るように見ていた。
結果は
ーーー勝った!勝った!木山選手
サヨナラツーランホームラン!
さすがですねえ!
メンバーに迎えられホームベースを
踏みました!ーーー
勇さんサヨナラホームラン!!!
すごっ!!!
勇さんかっこいい!
なんて1人で大騒ぎ。
帰ってくるのが待ち遠しい
試合が終わっても
すぐには帰ってこれないから
うーん 日付変わっちゃうな。
私はウトウトしながら
帰りを待っていた。
ウトウトうたた寝のはずが
初出勤の疲れもあり
爆睡してた私。
あっやばっ。
目が覚めて時計を見ると
針は2時を指していた。
「勇さん・・・?」
探してみたがいない。