【続】アーモンド~キミとの未来~

「よく、ちぃと一緒にいるよな」

「ちぃ?……あぁ、千咲の愛称か」

すぐに理解して軽く自己紹介をする

「千咲と同じデザイナー科の本条瑠花よ。よろしくね、宇佐美創汰くん」

「ん、よろしく」

軽く握手を交わす
名前を言い当てられても動じない創汰

おそらく千咲が教えたんだとすぐに思った

「じゃあ、私ここから近いから明日ね」

「うん、また明日」

「うさくんも、明日ね」

「……あぁ」

(うさって久しぶりに言われたな…)

なんて内心思いながらも返事をした
そして瑠花は家の方向へ歩いていく

二人も駅へと歩いていく
千咲のバイトは3時からだ
まだ12時を過ぎた頃のため二人はどこかでお昼にすることにした

「学校と駅周辺って小さな喫茶店とかあるけどどうする?」

「喫茶店かな。あ、この間瑠花に教えてもらったお店あるからそこ行こ!」

「ああ」

二人はそのお店へと向かった
瑠花の話だとそのお店は喫茶店だがお昼はランチタイムがあり大学の生徒も通うほど人気のお店らしい

学校から歩いて10分ほどの場所にあるため寄り道するにはちょうど良い

「創汰、どれにする?」

「んー…」

お店に入るなり注文を頼むことにした

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