【続】アーモンド~キミとの未来~
「いらっしゃいませ。ご注文お伺いします」
近くいた店員を呼びだして注文を言う
「サンドイッチセットで」
「じゃあ、同じので」
「かしこまりました」
注文を受けたあと店員が立ち去る
待ってる間、他愛のない話をすることにした
「お前最近高坂と会ってるか?」
「全然…。なかなか日程合わないっていうか忙しいみたい」
「咲良姉が忙しいならそりゃそうか…」
愛未は咲良と同じリリアルに就職している
大学に進んだ千咲たちもなかなか予定が合わないことが多い
ほのかも装飾系の専門学校を卒業したあとアシスタントとして働く毎日
そのためなかなか会えないのだ
「おまたせ致しました。サンドイッチセット二つにごさいます」
しばらくして店員が来てサンドイッチセットを置いていく
お礼をしたあと食べるのだった
「ん、やっぱり美味しい」
「あ、ほんとだ」
一口食べるとパンに挟んでいるチーズやハム、卵の味がふわりと広がる
パンもちょっとだけ焼いており香ばしい匂いがしている
そしてサンドイッチと一緒に運ばれたのはコーヒーだ
これも一口飲むとふわっといい匂いが漂う
「コーヒーもすごく美味しい。瑠花なんでも知ってるなぁ」