【続】アーモンド~キミとの未来~
ーー三年前ーー
秋斗たちの卒業パーティーが行われたて二人で話した数ヶ月後のことだ
春休みが過ぎてあっという間に高校三年生となり学校生活も残り一年になった
そんな千咲もバイトをしながら普段の日常を過ごしていた
「じゃあ、千咲ちゃん来週またお願いね」
「はい!分かりました!」
その日千咲はバイトが終わりいつも帰宅しようとしていた
そして今日の出来事を秋斗に報告をしようとメッセージを開く
(今日もバイト頑張ったよ。秋斗先輩、そちらはどうですか?)
「……と、よし。これでいいかな」
メッセージを送りケータイをしまう
秋斗とは時折メッセージのやり取りや電話をするだけだった
彼がいまどこで何をしているか誰も知らない
千咲はただやることが忙しくて会えないと思っていたため何も聞かなかった
少し不安もあったが"約束"をずっと信じていたからだ
「……秋斗先輩に会いたいなぁ」
そんなことを思ったいると秋斗からメッセージが届いた
『バイトお疲れ様。オレは元気だよ。実はさっき虹が見えたから送るね!』
その文章と共に綺麗な虹の写真が送られてきた
くすっと小さく笑い「すごく綺麗」と返す
これが最後のメッセーにのやり取りになった