【続】アーモンド~キミとの未来~
夏休みに入る前から連絡が取れないことを話した
最後にやり取りしたのは春休み中だ
秋斗が虹の写真を送ってきたのが最後だ
その間は忙しくてそれどころじゃなかったのだ
『そう…』
『創汰や愛未に相談するか迷ったけどイトコのほのか先輩ならなんか知ってるかなって』
『…ごめんね、千咲ちゃん。私も連絡付かないのいま話聞いて知ったの。大学入ってから忙しくて』
『あ、ううん!ほのか先輩も忙しいもんね…』
しゅんと悲しそうにしてる千咲に申し訳ない気持ちがいっぱいだった
イトコだからってもちろん全部知ってるわけじゃない
秋斗の道を邪魔をしたくなかったのだ
どんなに忙しくても連絡取ればよかったと後悔した
『千咲ちゃん、アイツと連絡付かないのは悲しいのは分かったけど……信じて欲しいの』
『え…』
『秋斗って自分のことあまり話したがらないでしょ?だからアイツ自身の口から千咲ちゃんに話す日は来るはずだからそれまで待ってて欲しい』
『ほのか先輩…』
秋斗と千咲が交わした"約束"がどんなものか知らないけど今はそう口にするしか無かった
『秋斗のこと分かったらすぐに話すからさ?』
『ありがとう』