【続】アーモンド~キミとの未来~
「お前、本条と知り合いなのか?」
「ん?ああ、中学からの同級生だよ。それよりもお前も瑠花と知り合いって知らなかった。幼なじみいるってのは聞いてたけど」
創汰も千咲も二人が知り合いだとは初耳だった
それと同じく八尋も瑠花とすでに知り合っていたことに驚いていた
瑠花の隣に座る千咲を見る
「キミが創汰の幼なじみの萩原千咲ちゃん?」
「あ、うん。瑠花と同じデザイン科……です」
初対面で緊張しているため思わず敬語になってしまう
創汰はため息をついて「とりあえず座るぞ」と促し同じ席についた
そして改めて自己紹介をする
「オレと八尋は同じ写真科。そしてオレの幼なじみの千咲」
「前に軽く名乗ったけど私は千咲と同じデザイン科。そして八尋は中学からの同級生ってところかな」
「よろしくね、千咲ちゃん」
「よ、よろしく仁科くん」
「八尋でいいってば」
一見チャラくて軽く見えるが成績や写真のうでは創汰と同じくらいだ
「じゃあ、八尋くん…」
「きんちょーしなくても大丈夫だよ。なんもしないって」
「あんたチャラいって言われてんだから少しくらいその性格なんとかしなさいよ」
「瑠花ひでー」