【続】アーモンド~キミとの未来~

「創汰くんは久しぶりだな。そっちの二人は初めて見る顔だから友だち?」

「あ、はい…。っていうか琢磨さん今日お休みのはずじゃ」

「あー…」

シフトのことを突っ込まれ頬を軽く掻きながら困った感じになる
あれこれ言われても仕方ないと覚悟して説明をした

「今日厨房に入るはずの人が急に辞めちゃってさ。それで急遽オレが出番になったんだよ」

「そうだったんですか…」

「ま、オレ料理するの好きだから全然構わないけどな。ゆっくりしていきな」

そう言うと再び厨房に戻る
少し重たい空気になったがそれを破るように創汰が「せっかくだからゆっくりしようぜ」と言う

3人は「そうだね」と見合わせてサンドイッチを食べる

「ん、美味しい!」

「ほんとだ。すんげーうめぇ」

一口食べると瑠花と八尋の表情がぱぁと明るくなり声をあげる
どうやら二人は気に入ってくれたらしい

その様子を見て千咲はくすっとして内心良かったとホッとする

創汰も一口食べると「相変わらず美味いな」と絶賛する

「私、ここ毎日来ても良いかも」

「あ、それオレも思った」

料理やお店の雰囲気に満足してもらえたことに千咲も創汰も嬉しかった
そして4人はゆっくりとした午後を過ごすのであった

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