眠り姫
起きた時は…
ここは何処?
何処かの倉庫?
怖いよ。
?「お目覚めかい、お姫様」
「だっ誰!」
?「俺は、己龍の総長、瞬沢健斗」
己龍、武器ばっかり使う悪い族。
?「蘭龍は潰させて頂きます」
「あんたなんかに潰せるわけないわ」
?「強気な女も嫌いじゃない。そう言ってられるのも今の内だ」
男はそう言うと、私の服に手を出してきた。
勿論、腕はロープで固定されてるので動かない。
「いや!」
「バタン!」
突然ドアが開いた。
そこには蓮達がいた。
蓮「綾を離せ」
低い重低音の声だ。
男は私に銃を向けた。
男「動いたら打つ!蘭龍を解散させろ!」
蓮「分かった…そうする」
えっ、蓮そんなことしちゃだめだよ。
男が一瞬の隙をついた瞬間。
私の目に何が起こったのか分からないほどの速さで蓮が男を殴り飛ばした。
律「綾ちゃん大丈夫ですか?」
「私は大丈夫」
紫苑&奏「良かった」
龍「おい、蓮そこまでにしろ!」
蓮「綾を、よくも綾を!」
律「それ以上やったらその男死ぬぞ!」
蓮の耳には届かない。
もう、気絶している男を尚も殴る蓮。
蓮に人殺しになって欲しくない。
私は気づいたら
蓮の方に向かっていて。
蓮に抱きついてキスした。
蓮「綾」
「来てくれたじゃん、蓮が来ると思ってたよ」
蓮「俺は綾を守れなかった」
「ううん、ちゃんと来てくれた」
蓮「でも」
「蓮に人殺しなんてなって欲しくない」
そうして、もう一度キスをすると、
男は放された。
龍「さすが、綾ちゃん。蓮を分かってる」
蓮「うるさい、助けられてるのはいつも俺だな」
そう言って
蓮は私にキスをした。
いざされると恥ずかしい。
紫苑「綾ちゃん顔真っ赤」
「う、うるさい」
蓮「自分からした癖に恥ずかしいのか?」
「そっそれは、さっきは何と言う・・・」
言い訳をしようと思ったら
また口を塞がれた。