眠り姫

研究医「もう良い、早く車椅子持ってこい!綾ちゃん、どれくらい走ったの?」

綾「50mくらい?」

研究医「小野寺先生に連絡しないと!さぁ綾ちゃん乗って?」

綾「歩きたいです」

看「そうですよ、研究医院長優しすぎます」

研究医「黙れ!第一彼処は医者以外立ち入り禁止なのに、何故入った」

看「えっ?」

綾「だから、病室違うって言ったのに」

研究医「綾ちゃん、車椅子乗って」

綾「嫌!」

小野寺「綾、我儘言うんじゃない。」

綾「げっ、準先生」

小野寺「げっじゃないだろ、そこの医師、心電図今から開けといて。」

医師「はい、医院長!」

小野寺「綾乗って?ーニコッー」

笑顔が腹黒。

でも、嫌だもん。

綾「イヤ。」

小野寺「今度、庭に出してあげるから」

綾「やったー!」

急いで車椅子に乗った。

小野寺「そこの看護師、処分はもう決まってる。この病院から出て行ってもらう」

看護師「えっ!?」

小野寺「ルールを守れない奴はこの病院にいらん」

綾「そんなルールあるの?」

小野寺「綾の病室は立ち入り禁止」

綾「言い方が酷い」

小野寺「もう、行くからな」

綾「うん」

小野寺「綾、眠くない?」

そーいえば、少し眠いかも。

綾「少しだけ眠いかも」

小野寺「今より眠くなったら言え」

綾「分かった」
< 5 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop