"あやまち"からはじめませんか?




するとクラスのバスケ部の女子が2人が私の隣に来て話しかけて来た。


「まるで誰かのこと考えるみたいだったよ」

「もしかして会長、恋?」


恋……!?

そんなわけない。

私はただ宇佐美くんのこと考えていただけで……。


「恋なんかじゃ……!」

「可愛い〜〜顔真っ赤だよ」

「図星なんだ」


私があわてて否定すれば、かじょうになってしまい逆に変な意味で取られてしまった。



「おい、お前ら会長からかうなよ〜」

「だってめっちゃ可愛いんだもん」


めいいっぱい否定しても、その後質問攻めされる始末。


つ、疲れた……。


こうして。

なんとかクラスの仕事が終わり、私はヘトヘトになりながらも、その足で生徒会室に向かう。

するともうみんな片付けをしている時間だった。


そっか、もう18時半か……。

思ったよりクラスの方の時間がかかっちゃったなあ。


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