"あやまち"からはじめませんか?


去年はケガをした人が保健室にさっとうしてしまい、バンソウコウをもらえなかったとか

具合が悪くなって寝ているのにうるさくて余計に具合が悪くなったなどのくじょうが入っていた。

改善は必要だ。


「どうしようか……」


私がつぶやくと、岩田くんが思いついたように言った。


「簡易保健室を準備するのはどうかな?」

「簡易保健室?」

「うん、軽いすり傷とかせっしょく程度だったら保健室まで行かないで俺らがたいしょすればいいってことだよ」

「なるほど……!それはいいかも」


それなら保健室がこまないで、なおかつ本当に具合の悪い人だけ使うことが出来るかもしれない。


「そうなるとあれよね……

私たちが簡単な処置を出来るようにしないとだよね?」

「保健の先生に聞いてみましょうか?

教えてもらえれば先生の負担も減るだろうし」




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