"あやまち"からはじめませんか?




「宇佐美からいいよ」


岩田くんは宇佐美くんにボールを渡した。


「どーも」


けっきょくふたりの勝負は始まってしまった。


宇佐美くんはドリブルをして攻め込む。

しかし、岩田くんはさすが元バスケ部なだけあってすぐに彼をそしした。


「いいぞ、岩田〜」


ふたりとも全然引かない。

宇佐美くんがドリブルをついたまま、隙を狙っていく。


「すげぇ、宇佐美のやつ。バックロールしてやがる」

「バスケ部のヤツらも顔負けだな」


彼がバックロールというターンをして岩田くんをかわすと。


ーーガシャン。


「すげーー!決めた」


そのままジャンプシュートを放ち、1点を決めた。

「いいぞ~宇佐美!!」


【1-0】


次は岩田くんの攻めの番。

ボールを持ち、素早く攻める。

すると、あっという間にゴール下までやって来た。


すごい、早い……。
さすがだなぁ。





< 87 / 276 >

この作品をシェア

pagetop