このキモチ、なんだろう。

急に!?

「…」
うっすらと涙が出てくる。
それを素早くハンカチで拭き取る。

悲しい、悲しいよ。
時計よお願い、逆さまに向けて、
時間を取り戻して…

教室に行って、本を読もう。

*

「…」

『放課後 校舎裏 待っています』
たったそれだけの紙が。
机の中に置いてあった。

「何?これ。」

「とりあえず行ってみるしかない、行こう…」

放課後

「あ…修也君、どしたの?勉強、
教えてほしいの?」

「…田辺。呼び出したの俺。」

「うん。」

「好きだ、付き合ってくれ」

「えぇー!?!?!?」
マジで?こんな私を?女子力もない私を?

「…ダメ?」

「そんなわけじゃないけど…こんな私で本当に…いいんですか?」

「田辺だからいいんだ、付き合ってくれ。」

「…」
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