言葉にしてよ




急に気まずくなる私達。




そりゃそうか、2人で話す事なかったし。




このまま無言で歩いても良いよなって思っていた時、赤坂君が沈黙を破った。




「千歳っておっちょこちょいだな」





「うん、そういうとこある。けどそこが可愛いんだよ」





「うん、可愛いよな」




その言葉にちょっと驚いて赤坂君に目を向けると、赤くなっていた。



え、もしかして優花の事、、。




井ノ岡君も好きだし。




三角関係になっちゃうのかな。




そこからは無言状態が続き、目的地に到着した。




「あ、由梨!」




優花はもう目的地にいた。




「優花!大丈夫なの?」




「うん、保健の先生に包帯巻いてもらって車でこっちまで連れてきてもらったの!」



良かった。



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