言葉にしてよ
いつも通りの時間に学校に着く。
「優花、おは、、」
優花に挨拶しようと思ったら、井ノ岡君と赤坂君と楽しそうに話してる。
これは邪魔しない方が良いのかな。
二人共、優花の事が好きみたいだしね。
私は自分の席に座った。
すると気付いた優花が私のとこに来た。
「おはよ、由梨!もうこっち来れば良いのに!」
頬をぷーと膨らませて言う優花。
「邪魔しちゃ悪いかなと思って」
私はニヤニヤと優花を見た。
「もう!由梨ってば私をからかって」
優花はちょっと照れながら怒る。
「で?どうなの?井ノ岡君とは」
「いやーそれがね、赤坂君もカッコイイからどっちも結局気になっちゃったの!もうどーしよー!」
「え、マジ!?もう優花って子は」
「えへへ」
優花が笑う。
うん、やっぱり天使だ。