言葉にしてよ
「え、、」
私は目を見開け声をかけてきた人物を見る。
「あ、赤坂君どして?」
「俺は2周目っ、なんで泣いてんの?」
息が切れながら話す赤坂君。
「あー目にゴミ入ったんだよ!やばいね、早くない?私も急ぐわ、また」
無理矢理、足を立たせる。
「なあ、遠山。無理すんなよ」
「え、あ、なんの事?ていうか赤坂君も止まってないで行きな」
私は振り返らず答える。
「はぁー」
赤坂君がため息をついたと思って、後ろを降りかった。
そしたらすぐ近くに赤坂君がいて目を見開ける
「え、何?うわっ」
赤坂君はしゃがみ、私の太ももに腕を通しお姫様だっこをした。
「え、待って!どうしたの?おろして」
「ちゃんと俺に捕まれ。無理すんな」
赤坂君にじっと見られる。
「あ、ごめん」