言葉にしてよ
どうしよう、胸が高鳴ってる。
駄目なのに優花を好きな人を好きになっちゃ駄目なのに。
「あら、どしたの?やっぱり無理しちゃったのね」
保健の先生が私を見る。
「赤坂君もう戻って良いわよ、わざわざありがとね」
「いえいえ、遠山ちゃんと休めよ」
「あ、赤坂君ありがとう」
私はお礼を言った。
おうと返事をして戻っていった。
「次からは無理しちゃ駄目よ?遠山さん」
「すみません、以後気を付けます」
私は足の痛みなんて忘れ、赤坂君への気持ちの方が残っていた。
でもここで私の気持ちをストップさせないとな。
その後、マラソン大会に戻っても終わっていた。
優花に悪いことしちゃったな、明日謝らないと。