ここからまた一緒に見つけにいこう
桜が咲く季節になった。
私は高校二年生に進級し、少々浮かれ気味でいた。
でも、あの日からずっと私の心を一か所だけポッカリと穴が開いてる部分があった。
それは…、君がいない春を今年で3年迎えたことだ。
もし君がいたら、一緒に登校出来て、何気ないことで笑って、学校帰りに寄り道だってできた。
あの日の事を思い出すだけで、いつだって涙が出てきそうになる。
朝から悲しみに浸りたくなかった私は、少し気分転換に別の場所から学校に向かった。
それは、細い道を通り、桜並木の道を横切り、丘を登ると、私の街を一望できる秘密の場所だ。
「わぁ…!!いつ見ても綺麗だな!!」
私は、腰を下ろし座って景色を見ていた。
「あの頃も、同じように見てたなぁ…。一体…いつ目を覚ますんだよ…。」
私の頬を伝って、涙がこぼれた。
三年たったんだよ…?
そろそろ、起きたてくれたって…いいんじゃない…?
私は、涙を拭き急いでその場から立ち去った。
やっぱり、ここにいるとあの時の事を思い出してしまう…。
でもね…、あそこに行けばきっと目を覚ましてくれると…。
そう心の中で密かに思いながら3年が過ぎていっていた。
私は高校二年生に進級し、少々浮かれ気味でいた。
でも、あの日からずっと私の心を一か所だけポッカリと穴が開いてる部分があった。
それは…、君がいない春を今年で3年迎えたことだ。
もし君がいたら、一緒に登校出来て、何気ないことで笑って、学校帰りに寄り道だってできた。
あの日の事を思い出すだけで、いつだって涙が出てきそうになる。
朝から悲しみに浸りたくなかった私は、少し気分転換に別の場所から学校に向かった。
それは、細い道を通り、桜並木の道を横切り、丘を登ると、私の街を一望できる秘密の場所だ。
「わぁ…!!いつ見ても綺麗だな!!」
私は、腰を下ろし座って景色を見ていた。
「あの頃も、同じように見てたなぁ…。一体…いつ目を覚ますんだよ…。」
私の頬を伝って、涙がこぼれた。
三年たったんだよ…?
そろそろ、起きたてくれたって…いいんじゃない…?
私は、涙を拭き急いでその場から立ち去った。
やっぱり、ここにいるとあの時の事を思い出してしまう…。
でもね…、あそこに行けばきっと目を覚ましてくれると…。
そう心の中で密かに思いながら3年が過ぎていっていた。