ここからまた一緒に見つけにいこう
翔也の病室には、機械が沢山あった。

機械の音が鳴っていて、とても落ち着きのない空気に囲まれ

ていた。

頭に包帯はしているものの、血がにじみかけている。

「翔也……。」

私は、まだこの光景を見ても納得ができなかった。

「君が、彼と一緒にいた子かな?」

ふとその声に、肩をびくつかせた。

そこには、白衣を着たお医者さんが歩み寄って来た。

「はい。そうですけど…。」

「怖がらなくても大丈夫だよ。それより…彼の症状は聞いたか

な?」

私は、ゆっくり顔を横に振った。

「そうか…。彼一時、心臓が停止しかけたんだよ。」

私は、その言葉に背筋が凍りそうになった。

心臓が……停止…?

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