今日も君に会いたい
冬休みが明けて朝学校に着くと慌ててあゆが私を呼びに来た。
髪、上手くセット出来ないのかな?
「ねぇ、どこ行くの?アイロン終わったの?」
「それどころじゃないよ、早く来て。」
私達は、休み時間によく2人で行く人気のない階段に向かった。
「で、そんなに慌ててどうしたの?」
「今、トイレで聞いた話なんだけど。」
そう、深刻そうに話し出した。
あゆの話では
――うちがトイレでアイロンしてたら話し声が聞こえてさ。
「まじで馬鹿だよね。チビのくせにキモイわ。」
「うち別に侑磨のこと好きじゃないし。」
そう話す声だった。
その人たちが出ていく直前に覗いて見たんだよね
確かではないけど、多分侑磨の彼女。
トイレでずっと侑磨の悪口言ってたよあいつ。―――
そう話してから
「どうする、はる。」
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