今日も君に会いたい
翌朝
私はあゆと同じバスに乗りいつもより早く、トイレで待ち伏せをした。
ほんとに彼女が悪口を言っていたら
私はどうするのだろう。どうすればいいのだろう。
侑磨に言うか、言わないか。
待っている時間で葛藤を続けた。
しかし、侑磨の彼女は現れなかった。
「学校、来てなかったとか?」
「いや、でもバスには乗ってた。あいつ、いつもうちと同じバス乗るし。」
じゃあどうして?
「はる、明日はトイレ来ないで。」
「え、でも。それじゃあ確認できないよ。」
「はるが居るから来なかったのかも。明日、うちだけで言ってもし声が聞こえたら録音して聞かせるよ。」
そんなの、上手くいきっこない。
でも私は、あゆの作戦にかけるしかなかった。
「分かった。でも、明日何も無かったらこのことはもう探らない。」
「いいの?」
「侑磨が幸せならそれでいい。」
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