今日も君に会いたい
しかし翌日、ついに侑磨の感情が爆発した。
原因は侑磨の彼女。
今朝、私とあゆはいつも通りトイレでアイロンをしていた。
すると侑磨の彼女の声が聞こえてきたのだ。
耳をすませずとも聞こえる程の声で話していたのは
私たちの悪口だった。
「遥華まじでありえねぇ。」
「ブスのくせにチクってんじゃねぇよ、雌豚共が。」
そう、はっきりと聞こえた。
聞き間違えなんかじゃない。
でもどうして?
侑磨は彼女に話したのだろうか?
なら納得が行くけど…
侑磨は絶対、私の名前を出すはずがない。
「はる、これ侑磨に言うべきだよ。」
考え込む私にあゆがそう言った。
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