こじれた恋のほどき方~肉食系上司の密かなる献身~
『凜子?』

「ううん、なんでもない。ごめん、ちょっと考え事してた。また連絡する」

最上さんとのことを迫られそうで私は逃げるように電話を切った。

最上さんに借りができてしまった……。

父との電話は頭の痛くなるような話ばかりだったけれど、おかげでぼんやりした感じがなくなった。
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