こじれた恋のほどき方~肉食系上司の密かなる献身~
結局、今日一日最上さんに会うことはなかった。会ったところでどんな顔をして話をすればいいのか躊躇してしまう。毎日来ていたメールもなく、何も着信のないスマホを閉じる。
気にしててもしょうがない……か。
仕事を終えて会社を出ると、私は小宮さんと待ち合わせている渋谷のとあるラウンジへ向かった。
待ち合わせていたラウンジはこぢんまりしていて初めて来る店だった。落ち着いたジャズがBGMに流れていてあまり騒がしくもなく雰囲気もいい。小宮さんに最上さんのことを聞きたかったのもあって、ここはゆっくり話すには都合がいい場所に思えた。
気にしててもしょうがない……か。
仕事を終えて会社を出ると、私は小宮さんと待ち合わせている渋谷のとあるラウンジへ向かった。
待ち合わせていたラウンジはこぢんまりしていて初めて来る店だった。落ち着いたジャズがBGMに流れていてあまり騒がしくもなく雰囲気もいい。小宮さんに最上さんのことを聞きたかったのもあって、ここはゆっくり話すには都合がいい場所に思えた。