こじれた恋のほどき方~肉食系上司の密かなる献身~
第三章 下された辞令
秋もだんだん深まってくると、夏場は寝苦しくてなかなか寝付けなかったことが嘘のようにぐっすり眠ることができるため、朝起きるのが辛くてしょうがない。今朝も寝過ごしてしまい朝食を摂ることができず、午前中は空腹との戦いだった。
「凜子。社食行くでしょ?」
「あ、うん。行く行く」
ランチタイムが始まったと同時にすぐにデスクから立ち上がり、同僚の香奈に誘われて一緒に社員食堂へ向かう。
「凜子。社食行くでしょ?」
「あ、うん。行く行く」
ランチタイムが始まったと同時にすぐにデスクから立ち上がり、同僚の香奈に誘われて一緒に社員食堂へ向かう。