君の好きってどんなの?
初めての友達。
私の名前は轟 華湖(とどろき かこ)念願の高校に合格!晴れて高校生デビューです!!
中学時代私は内気で友達が全然出来ませんでした。なので高校生になったのをきっかけにパァーっと明るい性格に!なんてことは無理で、、、。結局私は高校生になっても中学と変わらない。
「はぁ。自分を変えるために誰も知り合いのいない高校を選んだのに。これじゃ前と同じだよぉ。」
そんなことを考えてると、隣の席から
「初めまして!私広末 菜々(ひろすえ なな)よろしくね!お隣さん!」
あわゎゎゎゎ初めて声かけられた。
えーっとえーっと。
「は、初めまして!!!轟 華湖です!!!」
「ワハハ声でかすぎwww」
あ、やってしまった。周りを見ればみんな私に目を向けていた。
「ワハハおもしろいwwwかこちゃん!よろしくね!私のことは菜々ってよんで!」
「は、はい!よろしくお願いします!ななさん!」
「かこちゃんほんとおもしろいwwwなんで同級生なのに敬語?しかもさんってwwwななでいいよ!」
笑ってる。そんなに面白かったかな。
「ご、ごめんなさい。ななちゃん」
きゃぁぁ初めて女友達ができたー!!!
でも、よく見るとななちゃん顔立ちがとても綺麗。目は大きくて、それに顔もちっちゃい。凄くスレンダー。モデルさんかな。
それに比べて私は、高校1年生にもなって身長は150だし。やになるな。
そんなことを思っていると
「んーかこちゃんって、なんか遠くに感じるから華湖って呼んでもいい?」
「もも、も、もちろんです!!」
嬉しい。初めてだ人に名前で呼ばれたの。
「おーいななー」
ん?なんだろあのキラキラしたグループ。ななちゃんを呼んでる。
「あー!!みんなー!見てみて!今日からお友達になった華湖だよ!」
「は、初めまして!!轟華湖です!!」
「わぁー!可愛い!初めまして!ななの幼馴染の三星玲奈(みつほしれな)でーす!んで、こっちにいる男子3人は右から佐々木拓真(ささきたくま)大空翼(おおぞらつばさ)佐ケ野旬(さがのしゅん)だよ!よろしくね!かこぴん」
か、かこぴん?!
で、でもみんな凄くカッコイイし可愛い。
「よろしくねかこちゃん僕のことは翼ってよんで!」
翼くんは凄く優しくそう声をかけてくれた
「よ、よろしくお願いします。」
「よっろしくー!俺は拓真!拓真ってよんでくれ!」
めちゃめちゃ元気な拓真くん。
「、、、。」
そして面倒くさそーな顔でこっちを見つめる佐ケ野くん。
「あーこいつねめちゃめちゃ無愛想だから。気にしなくていいよ!」
「は、はい。」
みんなすごく優しいし、凄く一緒にいて楽しい。
よかった。これなら楽しめそう!
「あ、あの。み、皆さん幼馴染なんですか?」
「違う違う!私と玲奈と旬と翼は幼馴染だけど拓真は中学からの中だよ!」
「「「そう言うこと!」」」
は、ハモった。仲良いな。こんなに仲がいい中に入っていけるのかな。
「あのさ、腹減ったんだけど。めし、」
と、急に佐ケ野くんが言い出すから私はびっくりして目を見開いていた。は、初めて声聞いた。すごく声が太くて低いな。ちょっと怖いかも。
「ぶははwwwかこちゃん目まん丸くしすぎwwwそんなにしゅんの声聞いて驚く?!www」
「え、いや、その、な、なんと言いますか、初めて声を聞いたので、少し驚いてしまい。」
そ、そんなに私変な顔してたかな。拓真くんはよくわからない所で笑う。
「なぁ。飯。」
「あと、お前。オドオドされっとムカつくあと佐ケ野って呼ぶな。」
「え、あのじゃぁなんとお呼びすれば……」
「下の名前しかねぇだろがよ馬鹿なのかお前は」
そ、そんなにきつく言わなくったっていいじゃない。
「旬キツすぎ。華湖泣きそうじゃん。」
「知るかよ。」
「つか、飯行くぞ」
あ、みんなご飯に行っちゃうのか。私はまた1人に……
「かこぴん何してるの?早くおいでよ!」
「わ、私なんかも行っていいのですか?」
「何言ってるの?かこちゃんはもう僕達と友達でしょ?」
「そうだぞー!早くしねぇーと置いてくぞ!」
「華湖早く!」
「は、はい!」
気づいたら涙が出てて。慌てて拭った。ば、バレてないよね?

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