真実(まこと)の愛

スマホをヘッドボードに置いた麻琴は、その身をベッドに横たえた。

……松波先生には、 ちゃんとした「相手」がいた、っていうことよね?

そもそも、なんだかんだと理由をつけて、松波を受け入れていなかったのは麻琴の方だった。
本来ならば、ホッとしてもいいはずなのに……

……何なのかしら?このモヤッてする気持ちは?

結局、麻琴は夜明け近くまで眠れなかった。

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