真実(まこと)の愛

「松波先生、申し訳ありませんでした。
せっかくのプレゼント、ありがたくいただきますね」

そう詫びて、麻琴は頭を深く下げた。

「ほんとに?……受け取ってもらえるの?」

松波が信じられないような顔で麻琴を見る。

麻琴はこっくりと肯いた。

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