10歳年下の部下を溺愛しすぎて困ってます
「そろそろお昼だね。何が良い?」

「あー、ここら辺まだわかんないんで、主任のオススメありますか?」

「うーん、食べられないものある?」

「特にないです。」

「じゃ、あそこでいいかな。ゆっくり話せるし。」

私が選んだのは、ランチがなかなかのボリュームもあり、ゆっくり話せる仕切りもあるレストラン。

面談がてら、と思っていたのでゆっくり話せるところにしたかった。

「はい、僕はそこで大丈夫です。」

「じゃ、入ろうか。」

二人で向き合って座る。

目を見ないで話すのも変だが、見つめ続けたら私の神経が持たない。

正面同士で座ってしまったため、彼も私を見つめてくる。

彼の方は何の気持ちもないから、ただ礼儀と思って見つめているだけなんだろうなー。

顔が良いって罪だなー。

仕事の話をしないと、と思いつつぼーっと彼を見ていたらしい。

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