最強の暗黒龍は喪女にゾッコン ~VRMMOの裏ボスが子作り前提で求愛してきました~

「やっぱり、少し休憩入れましょう。話の続きは、何か飲み食いしながらにしません? エヴィさん、こっちに来てから何も食べてないでしょう?」

 話を中断して、ポンと掌を合わせて見せる。

「……それもそうだな」

「あと、着替えたいんですけど。いいッスかね?」

「良かろう!」

 うーん、この部屋の家主は私なんだよなぁ。
 なんで私が了承を求めてるんだろうなぁ?
 この休憩は優しさでもなんでもない。私がお腹が減っているからだ。
 お腹が減ると、イライラするからね。
 しかし、エヴィさんを目の前にして、自分だけでムシャムシャ食べるのは忍びないじゃないか。
 これは、あれだ……気紛れで、公園にいる野良猫に餌をやるやつ。


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