月がみていて
私は裕子の目の合図に従った。

そして、なぜか駐車場でしゃがみ込んだ。

「友達って、苦労するなぁ〜。」(裕子)

「えぇ友達やから、当然。」(カァ君)

「えぇ友達って、苦労するん? 」(洋子)

『・・・。』

「妹の教育がなってないのは、すべてお母ちゃんのせい・・・。」

「ここにいる姉のせい・・・!? 」(カァ君)

「カァ君、本間に言うテル? 」(裕子)

「本間に・・・。洋子って天然っていうのか、

大ボケって言うのか・・・。」(カァ君)

「特に・・・。」(洋子)

「物事がサッパリ分かってヘンだけやと思う。」(裕子)

「何よー! もうー! 」(洋子)
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