月がみていて
第3章<ニセ二日月>
(ニセ二日月)
今夜の月は細い。
「アレは? 」(洋子)
「ニセモノ・・・。」(望)
自称(月博士)の望。
「(二日月)自体がマイナーな存在で、
(ニセ二日月)なんて、向きは逆やし、
その存在すらが、もっとマイナー。
それでも、(月)は(月)。
例え、皆にその呼び名が広まっていなくても、
誰かにニセモノ呼ばわりされても、
(月)に変わりはありません。
だって、月って夜空の顔。
アタシはそう思ってるから・・・。」
「長っ!ケガ人がそんなに、よー語れるわぁ。」
今夜の月は細い。
「アレは? 」(洋子)
「ニセモノ・・・。」(望)
自称(月博士)の望。
「(二日月)自体がマイナーな存在で、
(ニセ二日月)なんて、向きは逆やし、
その存在すらが、もっとマイナー。
それでも、(月)は(月)。
例え、皆にその呼び名が広まっていなくても、
誰かにニセモノ呼ばわりされても、
(月)に変わりはありません。
だって、月って夜空の顔。
アタシはそう思ってるから・・・。」
「長っ!ケガ人がそんなに、よー語れるわぁ。」