月がみていて
皆でワイワイやっていて、

その中を通り越え、どうやらアタシが

見つめられている。

心の奥まで読まれ

そんな(トワ)の目力の強さと鋭さに、

アタシの背筋は自然と伸びた。

「コレは、ケンカと違う…ヨナ?」

アタシはコクリと頷いて、

ゆっくりと(その目)を見た。
< 12 / 233 >

この作品をシェア

pagetop