月がみていて
ここに来たあの時から、弟子達は(師匠の孫息子の僕)に愛想良く、

気持ちよく相手してくれたが、

新しい父だけは、いつも無言で僕に微笑み、

頭をギュッと撫でるだけで、どこか他の人とは違った。



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