月がみていて

<学級閉鎖>

そのΘは、超最低最悪な…。

中2の3学期が終わる頃、

季節はずれの(インフルエンザ)が猛威を振るう。

突然の学級閉鎖、

いつもと違う、アタシの帰宅時間。

「ただいま。」
アタシの声は響く
と、玄関に赤いヒールが、アタシの目に飛び込んできた。

「・・・?」

妙な静けさ。

アタシは首を捻りつつ、家の中に直進した。

そして、部屋のふすまを開けてしまう…。

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