月がみていて
そして、2時間後・・・3時間後と、

メンバーは増え続け、

みんな、自分の家みたいに顔を出す。

「トワに連絡、取った? 」

いつからか、(山下君)までもが、アタシに優しい。

「まだデス。」

「えっ、出てきてから1回も? 」

「電話で喋ったケド、

忙しそうやったから・・・。」

「・・アイツ、最近チョットナ。」

―トーンの低い、嫌な言い方が、アタシを通過した。

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