月がみていて
[同じ穴のムジナ]
誰にもいえない”家の事情”
12才の時、一度保護されて・・・
児童相談所の人にいろいろと
質問された。
アタシのキモチは純真で
質問どおりに答えていた。
−(助けてくれるなら)・・・
そういう思いで、素直に答えた
「お父さんからの暴力は、いつから? 」
「アタシが小1の時から・・・」
「そしたら、お母さんがいなくなってから、
あなたが身代わりになってしまったの?
のぞみちゃん、辛かったね! 」
初対面の“―ちゃん”付けと、
全てが分かったような言い方・・・。
傷だらけのこのアタシに、その言葉は、なかった。
まるで傷口に塩を塗るようなもの プラス
決して触れてはいけない領域。
― その人を突き飛ばしたい!
そんな衝動に駆られた。
誰にもいえない”家の事情”
12才の時、一度保護されて・・・
児童相談所の人にいろいろと
質問された。
アタシのキモチは純真で
質問どおりに答えていた。
−(助けてくれるなら)・・・
そういう思いで、素直に答えた
「お父さんからの暴力は、いつから? 」
「アタシが小1の時から・・・」
「そしたら、お母さんがいなくなってから、
あなたが身代わりになってしまったの?
のぞみちゃん、辛かったね! 」
初対面の“―ちゃん”付けと、
全てが分かったような言い方・・・。
傷だらけのこのアタシに、その言葉は、なかった。
まるで傷口に塩を塗るようなもの プラス
決して触れてはいけない領域。
― その人を突き飛ばしたい!
そんな衝動に駆られた。