月がみていて
「どうする? 」

「・・・うーん。」

洋子と望のヒソヒソ話。

「望、来い!! 」

―トワの強引な手は、望を連れ出していた。


「やっぱりあり得へんシィ~。」

マキ君の声が、

夜中のファミレスにこだました。
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