月がみていて
―トワは車を走らせた。

「昨夜サァ・・・ファミレスに

(トワ)ひとりで、来てたん? 」
望の何気ないひとこに、

「ゲッ、ヤバ!」
トワは珍しく、焦った。

「プッ!」

望が久々に笑い、
トワは目を細めて笑った。

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