月がみていて
アタシの背中は緊張した。

アタシは萎縮した。

―負けたくない!

体を振り向かせ、

わざと父に向けた。

「お父ちゃん、もうえぇよ。

アタシ(ココ)から消えるから・・・。」
< 213 / 233 >

この作品をシェア

pagetop