月がみていて
[病院]

あの夜。

「望、逝くな! 」

望は手術室へ運ばれた時、トワはひとり取り残された。

(声)は枯れ、携帯電話は電池切れ。


「事情をきかせてもらいたい。キミ、大丈夫か? 」

トワの疲れきった表情を気遣いながら、

状況を聞きだす(警官達)


「トワ先輩!! 」

洋子たちが病院に着いた時、

すでに望は無菌室の中。

悲しくすすり泣く声が響いて・・・。
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