月がみていて
第6章 <新たなる月>
―昏睡状態から数えて、3週間後

「肉親に憎まれた(娘)はお肉が大好きデェ〜」(望)

「金曜日はお肉の日!! 」(洋子)

「ピンポーン。大正解!

洋子、アタシが眠っていた間に

よくぞ、ココまで成長して・・・。」(望)

「はーぁ。又、この調子? 」(裕子)

「楽しそう。」(カァ君)

「トワ、よかったな。ここまで回復して…。」(山下君)

「ありがとう。退院、明日の3時ごろ

…準備、頼むわ!! 」(トワ)

「任しといて! 」(チョウさん)

「望、髪の毛伸びて、可愛くなった。」(カァ君)

「カァ君は、私だけを見て! 」(裕子)

「本間や。トワの彼女に…あり得へんシィ〜」(橋本君)


―賑やかな時間は、望のもの

あの悪夢のような時は過ぎ、

望は18歳になった。


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