月がみていて
―(青信号)

「本間に、ファミレスでえぇん? “あのファミレス”で…? 」

「えっ? う、うん。」

アタシは耳を疑った。

―今から行きたい場所が(以心伝心)したみたい…。

この口は、それを頑なに言おうとしないのに、

トワにはどうやら、アタシが考えていることが、

手に取るように分かっている!?

…そんな気がして、嬉しかった。
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