月がみていて
アタシの質問に洋子の母は感動し、

そしてアタシは、お母さんの答えに、感動した。

洋子を飛び越え、…(感動の嵐)が渦巻く。

「ごちそうさまでした。

 おいしかったぁ〜。」

「洋子のおかあちゃん…? 」

グスグスと鼻をすすった。

「おいしい…なんて聞いたん、何年ぶり…。」

そして、アタシは思わず…

洋子のお母ちゃんの肩をさすっていた。

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