月がみていて
「ゲッ! 」

私は思わず現実に戻った。

財布を取り出し、中身を見た。

「野口英雄さん・・・。

入っていてくれてサンキューです。」

(確認OK!)

―私の足は駆け出した。

そこは(ピンクのテントの洋菓子のお店)。

「ふたつ下さい。」

―望の大好物(ビン入りプリン)を持って!!

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