月がみていて
パイプ椅子に座ってから、どのくらい経ったのか。

太陽は夕日に変わってしまい・・・。

「望って、案外小さいなぁ・・・。」

とても幼くて、頼りない。

普段大口を開けて笑う、

あの無邪気でカワイイ瞳すら閉じていて、

見えないから、私はなんだか不安になっていた。

「望がナンデこんな目に遭うん? 」

私は悔しくてたまらなかった。


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